朝から泣きそうになったバレンタイン

2012.02.20

こんばんは、デザイン担当マツオカです。
もうだいぶ前の話になってしまうのですが
バレンタインの日、朝っぱらから泣きそうになったお話をひとつ。

この日のGoogleは、バレンタインのアニメーションムービーを流していて
(ロゴの部分をクリックすると見れるアレです。ホリデーロゴというらしいですね)
その内容がとても良かったのです。

どんなストーリーかというと…

縄跳びをしている女の子に男の子が近づいていって、
花を渡そうとするんだけどもそっぽを向かれてしまいます。
男の子は女の子の気に入ってくれそうなものをGoogleで検索して次々と見せるのですが、
女の子は一向に興味なし…

検索しきって何も見つからなくなった男の子はとぼとぼとやってきて
女の子の隣で縄跳びを始めます。
するととたんに女の子は男の子に興味をもち、
自分が今まで飛んでいた縄を見て捨て、男の子に抱きつきます。
その後二人は同じ縄で一緒に仲良く飛びます。

それから、地球人と宇宙人、肌の色が違う人間同士、などなど…といったカップルが
仲良く手を取り合っている絵が現れる…

…というものです。

ストーリーの良さ、可愛らしいタッチと適度なボリューム、わかりやすさが
古き良きアメリカを思い起こさせる曲と相まって
とても素敵なムービーでした。

これを見て、私は思わずうるっとしてしまったわけです…

それはなぜかというと、丁度その日、会社に来る前に、
ぼやーと「戦いと平和」について考えていたのですね。
(歴史好きなのでこういうテーマが好きなのです)
なぜ、文明が発達してきたか、とか、なぜ、ここまで人類の歴史は戦いばかりなのか、とか
多数の宗教がなぜあって、ここまで深く人類の意識に根付いてきたのか、とか
なぜ境界線があるのか、とか
きっと皆仲良くするのが一番良いと思っているのになぜできないのか…とか。
(テーマが大きすぎるといつも自分でも思うんですけれどもね…)

これらのことの原因は、ネガティブで大変心苦しいですが
「人間は他者のことを完全に理解できないため」でないか、
というのがその朝の結論でした。

ですがGoogleのバレンタインムービーを見て、
確かに、地球上の皆がみんな完全に理解し合うことは果てしなく難しいかもしれないが、
相手に近づこうとする気持ちはこれからも絶対に持っていよう、
自分の周りだけでも解り合えたらそれだけで何か違うはずだ…
…こんなことを思っていたら
自然とじ~~んとしてきてしまいました。

私たちの仕事では常に、クライアントとクライアントのお客様のことを考え、
できるかぎりお客様のことを理解して
その行動、その思考をイメージしながら物事を組み立てるという必要があります。
となるとクライアントのお客様を理解するためのリサーチも必要になるので
そこで検索エンジンにお世話になったり、データを集めたりするのです。

マーケティングに限らず、あらゆる商売に必要なのは、
まず『今この時のユーザー』を理解することだと思っています。
ですが、情報がネット上や紙にデータとしてあってそれを閲覧することは、
情報収集であって、『今この時のユーザー』を理解することではないはず。

ユーザーの今を見ずに、過去のデータだけを見ていないか。
ユーザー自身に歩み寄らずに、上辺だけ見て解った気になっていないか。

そう自分に問いかけることのできる、よいきっかけになりました。
また今日から頑張ろう。
そう思ったバレンタインデー2012でした。

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